2008-05-01

アルバム「黒船レディと銀星楽団」♪楽曲解説♪

1.C'est Magnifique 
コール・ポーターの隠れた名曲で、フランス語で「それって素敵!」という意味のタイトル。
ジプシー・スウィングでは定番曲で、ケイ・スターや美空ひばりも歌っている。
黒船レディに続いて「ウーラララー」と歌うと幸せがくるという縁起モノナンバー。

2.ダンシング・シスター ~ I’m In The Mood For Dancing ~
80年代ディスコ・サウンドが大好きな黒船レディにとっては、歌いたくてたまらなかったこの
キラー・チューンをビッグバンド系スウィング・アレンジで挑戦!
「トムとジェリー」のトムをイメージしたリリー婦人のホーン・アレンジが冴えています。
「ものスゴい銀星楽団」をご堪能ください。

3.そよ風の誘惑 ~ Have You Never Been Mellow? ~
オリビア・ニュートンジョンの名曲。80年代TVドラマの主題歌として日本語でも親しまれている。
「誰にだってあせる時期はあるけど、ちょっとスローダウンして、
自分自身の中から癒しをみつけてみたら?」
という詩の内容があまりに黒船レディの声にぴったりだったので、歌詞に沿ったアレンジにしました。

4.Bandoneon
バンドネオンという楽器はタンゴを演奏する楽器だが、
リリー婦人の勘違いで曲調はフラメンコやジプシーの香りに…(笑)。
則包桜氏のパーカッションにより、踊り子たちの姿が目に浮かぶような映像的なサウンドに仕上がりました。また、切なく希望を求める歌詞がこれらと対照的で不思議なバランスをとっています。

5.Lunchon Box
濃い曲が続いたのでここらでひとやすみ…。


6.Doop-Doo-De-Doop (A Doodlin' Song)
カフェ・アプレミディ等で大人気のブロッサム・ディアリーやペギー・リーの歌が有名。
他愛もないおしゃべりがそのまま歌詞になったようなジャズ小唄。
思わず微笑んでしまうくらい黒船レディとソルトリバー伯爵の声が絶妙な相性をみせています。

7.Make Up ! Swing
ライオネル・ハンプトンと一緒に若きレズリー・アガムスが「Flying Home」を歌っていたイメージ。
愉快なドタバタ感をthe fascinationsの渡辺雅美氏(vib)が見事に演じてくれました。
急いでいながらも女の子特有のわがままペースな歌詞が印象的。

8.Amapola
世界中で愛されている名曲に、恐れながら日本語詞をのせました。
メンバー全員がゆったりと優雅に演奏していてなんとも気持ちいい。
黒船レディのエレガントで胸に迫る、極上の中音域をたっぷりとお楽しみください。

9.Collage
シティ・ポップを意識した極上のアーバン・メロウ・ソウル。
心地よいギター・カッティング、切なさを湛えたトランペット、浮遊感あふれるヴィブラフォンの滑らかなオブリが、カラフルで爽やかな雰囲気と切なさを同時に表現しています。

10.忘れもの ~ Do You Know What It Means To Miss New Orleans? ~
映画「New Orleans」(1947年)の中でルイ・アームストロングとビリー・ホリデイがデュエットしていた曲。
黒船レディがこの映画に共感をおぼえ、身近な感じで故郷を思った日本語詞をつけました。
ソルトリバー伯爵のロマンチックなギター・ソロに聞き惚れてください。

11.Holiday
リリー婦人の可愛いメロディに、黒船レディが「ソルトリバー伯爵のドライブ・シーン」をイメージして
歌詞をつけました。アコースティック・ギターのカッティングが気持ちよく、フルートがぽかぽかした天気の良い休日を感じさせます。

12.Introducing Silver Stars Orchestra
場面転換のスキット。古びたフィルムで映し出された昔の中国アニメーションの中で、
人形になったメンバーがテケテケ踊っているイメージ…。
現在はライブの合間のチェイサーとしてよく演奏しています。

13.夜来香(イエライシャン)
1938年に李香蘭(りこうらん)が歌い日中で大ヒット。
92年にはテレサ・テンが日本語で歌ってリバイバル。
黒船レディはこの2人の大歌手が好きで、銀星楽団結成当初から演奏している曲。
失恋になげく乙女を夜来香という名の可憐な白い花にたとえた歌だが、ちゃんぽん好きな銀星楽団らしいファニーなアレンジで、黒船レディの歌声がくすぐったく心地よい仕上がりに。

14.亡き王女のためのパヴァーヌ ~ Pavane Pour Une Infante Défunte ~
モーリス・ラヴェルの名曲。
初のクラシック・カヴァーに挑戦した自信作!
東洋を思わせるメロディとアレンジ、歌詞がうまくからみあった、一つの物語のような仕上がり。
情景を浮き上がらせる則包桜氏(per.)の「音の魔術」がひそかな聞き所です。

15.Wrap Your Troubles In Dreams
「空が曇っていて灰色でも、そんなのはせいぜい1日くらい、雨の後には必ず太陽がてらすものさ、
だから悩みは夢に包もう。心配事は忘れ去って夢をみよう。」という素敵な歌詞で、
結成当初から大切に演奏してきました。
多くの人に歌われていますが意外に知られていない、隠れた名曲です。

16.Gumbo!
“ガンボ”はニューオーリンズの郷土料理ですが、フランスやスペイン、カリブ、西アフリカなど
色々な地域の影響がごった煮になっているそうで、まるで色々な国の音楽が混ぜ合わさっている
銀星楽団のようでもあります。黒船レディはこれを歌うと必ずといっていいほどお腹が空きます。


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プロフィール

水林 史

  • Author:水林 史
  • 富山県、上市町 出身。
    戦前から続く富山の薬売りと東京で銭湯を営んでいる一族のもとに生まれ育つ。
    大学時代より東京〜横浜などでスウィングジャズと日本語ジャズを中心にライブ活動を開始(1999年〜)。

    作詞作曲に目覚め、初主催ユニット「ギヤマン」を結成(2001年~2002年)、明治大正時代の文化や竹久夢二の描く夢二式美人に憧れがあったことから「黒船レディ」と名乗り始める。古き良き時代の洋楽を自作の日本語詞でも歌う。

    2003年ジプシースィングギタリストのキヨシ小林氏の1stアルバム「Django Swing」にボーカルで参加、「上海」「胸の振り子」などのカヴァーで注目される。
    同年、自身が主宰のバンド「黒船レディ と 銀星楽団」を、ピアニストの廣田ゆり氏、ギタリストの塩川俊彦氏と共に結成。
     
    軽やかでほのぼの、ちょっぴり切なくスウィンギーでハッピーな気分にさせる歌が得意。
    スウィングジャズやラテンのリズムをベースに、ユニークな世界観をもり込んだオリジナル曲から、古いジャズソングに自身が日本語で作詞したもの、日本やハワイの古き良き時代の流行歌のカバーなど、日本語で歌うことにもこだわっている。


    「黒船レディと銀星楽団」ではライブハウスの他にホテルやBAR、横浜港の船上、人形劇場から神保町の古本屋まで様々な場所で演奏。3枚のアルバムとライブDVDを発表、TV番組挿入曲や海外のCMにも起用される。
    2009年末で「黒船レディと銀星楽団」及びバンド活動休止。

    育児休暇を経て、2011年〜2017年までアコースティックユニット「girafe」にボーカルで参加、アルバム「春のスケッチ」を発表。

    2012年〜活動拠点を出身の富山県に移し、ゆっくりソロ活動も開始。県内外のミュージシャンと共にライブハウスやカフェ、古本屋、保育園などで演奏、おとなとこどもで楽しめる企画「HOWA-HOWA-HOUR」も誕生。
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